トイレタンクの掃除方法を元水周りのプロが解説!必要な道具は4つだけ
- 2020.08.18
- トイレのお役立ち知識
普段、トイレの便器や床などは掃除していても、トイレタンクは掃除していないという方も多いのではないでしょうか?
トイレタンクは頻繁に開ける場所ではないので、ついつい掃除を忘れがちです。
しかし、トイレのタンクは非常に汚れが溜まりやすい場所。もし何ヶ月も掃除していないなら、タンクの中は汚れてしまっているかもしれません。
今回は、自分でできるトイレタンクの掃除方法や注意点を解説します。
トイレタンクの掃除に必要な物はこの4つだけ
トイレタンクの掃除に必要なのは、下記の4つだけでOKです。
①歯ブラシ
歯ブラシは、細かい部分の汚れを落とすのに役立ちます。使い古しの歯ブラシで良いので、用意しておきましょう。大きめのブラシもあると、広い範囲の汚れを落とすのに役立ちます。
②スポンジ
トイレタンクの広い部分の汚れを落とす時は、スポンジを使いましょう。「トイレクイックル」などのお掃除シートがあっても便利です。
③マイナスドライバー
マイナスドライバーは、止水栓を閉める時に使用します。
④トイレマジックリン
「トイレマジックリン」や「バスマジックリン」など、中性洗剤を用意してください。洗剤を使うと、水だけより汚れをキレイに落とせます。
トイレタンクの掃除手順
それでは、トイレタンクの掃除手順をご紹介します。
①マイナスドライバーでトイレの止水栓を閉める
まずはタンクに水を送っている大元の栓を閉めましょう。便器の近くの壁や床に付いている、止水栓を閉めれば水を止められます。
ハンドルが付いたタイプの止水栓は、ハンドルを時計に回して止水栓を閉めましょう。
タンク内の汚れは、水に浸っている部分にも付いている可能性が高いので、タンクを掃除する前に水を抜いてください。
ハンドルが付いていないタイプのものは、マイナスドライバーで時計回りに止水栓を回して閉めます。
止水栓を閉めずにタンクのフタを外し、トイレレバーを回して水を流すと、給水ホースから水が出て溢れてしまいますので、タンクのフタを外す前に止水栓は必ず閉めてください。
②トイレタンクの外フタと中フタを外す
次にトイレタンクの蓋を持ち上げて外します。蓋に手洗い器が付いている場合は、真上に持ち上げるようにして外しましょう。横にスライドさせるだけでは、水を流すための管が繋がっているため、うまく外せません。
トイレタンクは陶器製でとても重たいので、気をつけて持ち上げてくださいね!
メーカーによっては、中フタが付いているものもあります。もし、中フタが付いていれば真上に持ち上げて外します。
外フタと中フタは外してから、浴室に持っていきましょう。
③汚れにトイレマジックリンを吹きかけて歯ブラシで擦る
タンク内の入り組んだ場所や、水面の周りには汚れがたくさん溜まっています。
ブラシで擦るだけでもキレイにはなりますが、汚れている箇所に「マジックリン」などの中性洗剤を使用すると汚れ落ちが良くなります。
洗剤を使う時は、特に汚れの気になる箇所にたらしましょう。
タンク内は狭く細かい場所の汚れも多いので、歯ブラシを使って汚れを擦り落とします。激しく擦ってしまうと傷を付けてしまう恐れもあるので、できるだけ優しく扱ってください。
全体的に汚れを落とした後、シャワーですすげばカビ汚れがスッキリ落ちます。
浮き球の部分は、止水栓を閉めていないと擦る時に水が出てしまうので要注意です。
④外フタと中フタを浴室で洗い流し、乾燥させる
外した外フタと中フタは、浴室でスポンジや少し大きめのブラシを使って擦り洗いします。細かい部分は、歯ブラシを使って擦り落としましょう。
この時もトイレマジックリンを使って汚れを落としていきます。「バスマジックリン」や、他の中性洗剤でもOKです。
洗い終わったら、外フタと中フタをしっかり乾燥させてください。
⑤外フタと中フタを元に戻して止水栓を開ける
外フタと中フタが乾燥したら、外した時と逆の手順で戻していきます。タンクを元の状態に戻したら、止水栓を閉めた時と逆方向に回して開けてください。
⑥水を数回流して完了
止水栓を開けたら、水を数回流しましょう。2、3回流せばタンクの中の水がキレイになります。これで、トイレタンクの掃除は完了です。
トイレタンクのフタを開けずに掃除する方法
トイレタンクを開けずに掃除する時は、ドラッグストアなどで売られているトレタンク用の洗剤を用意しましょう。
使い方は、とても簡単「洗浄剤をタンクの中に入れて放置する」これだけです。
洗剤を入れるとタンク内で泡がぶくぶく発生し、この泡が汚れを浮かせて剥がしキレイにしてくれます。2時間ほど放置したら、あとはトイレレバーを捻って水を流すだけで洗浄完了です!
トレタンク用の洗剤を使う方法は、とても簡単ではありますが、水が溜まっているところしか洗浄できないデメリットがあります。
洗浄剤で汚れを落としきれない部分は、スポンジなどを使って汚れを落としましょう。
トイレタンクを掃除する際の注意点
最後にトイレタンクを掃除する際の注意点をお伝えします。
知らずに間違った方法で掃除してしまうと、思わぬトラブルに発展する可能性がありますので、必ずチェックしておいてください。
塩素系漂白剤は絶対に使わない
塩素系漂白剤は、漂白力が強力なのでカビや汚れをキレイに落とす力はありますが、パワーが強い分、タンク内部の部金属部品が腐食したり、ゴムパッキンの劣化の原因になることも考えられます。
部品が傷んでしまうと、トイレタンクが不具合を起こす原因になるため、塩素系漂白剤の使用は控えるのが無難です。
熱湯を使わない
トイレタンクや便器は陶器でできています。陶器に熱湯を使ってしまうと、ひび割れる可能性があるため、トイレタンクの掃除に熱湯は使わないようにしましょう。
また、掃除する時にタンクのフタを開ける時に持ち上げることがあると思いますが、この時落としてしまったり、掃除中に力強く擦ってしまうと割れる恐れがありますので要注意です。
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