トイレの床からの水が漏れてる!原因と対処方法は?

トイレの床からの水が漏れてる!原因と対処方法は?

トイレの床から水漏れが発生することがあります。普段通りトイレに入ったら、急に水漏れしていたらびっくりしてしまいますよね。

トイレの床からの水漏れは、さまざまな原因が考えられます。水漏れはなぜ起こってしまったのか、原因や対処法について解説します。

トイレの床から水漏れしている原因

トイレの床から水漏れしてしまった場合、大きく5つの原因が考えられます。

それぞれの原因について解説しますので、自宅のトイレの水漏れの原因が、どれに当てはまるのかチェックしてみてくださいね。

便器の設置不良

トイレを設置するときは、便器と排水管の節続作業を行いますが、水漏れが発生してしまった場合、節続部分がずれてしまっているかもしれません。

このずれに気づかないままトイレを使用してしまうと、水漏れしてしまうことがあります。

このケースの場合、トイレの修理や老朽化などで便器を取り外し、戻したときに上手く設置できていないことが原因です。

筆者イラスト
伊那西さん

トイレの便器の取り替えをするときは、ずれが生じないよう注意が必要です!

便器にヒビが入っている

便器にヒビが入ると、その隙間から水が漏れ出てしまいます。しかし、便器は陶器製でとても頑丈なので、よほど強い衝撃を与えなければヒビが入ることはありません。

何か便器にぶつけてダメージを与えた覚えがない場合は、ほかに原因があると考えた方が良いでしょう。

接続部分からの水漏れ

ウォッシュレット付きの温水便座を使っている場合は、吸水管をつなぐ箇所から水漏れが発生し、床が濡れてしまうことがあります。

例えば、パッキンやボルトなど部品のゆるみやサイズ違い、破損などが考えられます。このような場合は、劣化や破損した箇所を交換することで、不具合を解消できるかもしれません。

トイレタンクや便器の結露によるもの

気温が下がる冬などは、窓が結露することがありますよね。これは空気中に含まれる水蒸気が冷気で冷やされて水に変化することで起こります。

この現象はトイレでも起こることで、トイレタンクは水が豊富にあるため、冬になり寒くなると結露することがあります。結露が原因の場合は、トイレ自体に不具合があるという訳ではなく、あくまで自然現象です。

ドアをきちんと閉めて室温を一定に保ったり、換気扇で室内の湿気を追い出すことで、トイレの結露は対処できます。

床下の排水管の不具合

トイレの便器と床下の間から水が漏れている場合は、床下にある排水管にひび割れや破損があり、その隙間から水が漏れ出ている可能性があります。

排水管の不具合による水漏れは、トイレの下を通っている排水管が原因の場合と、便器と繋がっている排水管が原因の場合が考えられます。

筆者イラスト
伊那西さん

自力で修理できることもありますが、慣れていないと被害がかなり大きくなるので注意です!

水道代が発生してしまう水漏れのトラブルは、早急に対処することが求められるので、水道業者に相談することをおすすめします。

トイレの床からの水漏れに気づいた時の対処法

最後に、トイレの床からの水漏れに気づいた時の対処法について解説します。3つのステップに沿って対処してみてくださいね。

①トイレの止水栓を閉める

水が漏れ出しているということは、その分水道代が発生しているということです。そのままにしてしまうと、水道代が跳ね上がってしまう可能性がありますので、すぐに止水栓を閉じて水の流れを止めてください。

【止水線を閉じる方法】
トイレの止水栓は、タンクもしくは便器と壁をつないでいる吸水管のところに付いていることが多いようです。壁ではなく、床に止水栓がついていることもあります。
止水栓はマイナスドライバーなどを使い、時計回りに回せば簡単に閉じることができます。ハンドルタイプの場合は、ハンドルをまわしてください。

②床の水を拭き取る

止水栓を閉じて水の流れを止めたら、次に雑巾などを使って床の水を拭き取りましょう。

水がポタポタ落ちる程度であれば、まだ大丈夫ですが、床が水浸しになっているような状態だと早急な対処が必要です。

床が水浸しの状態を放置してしまうと、床が痛んでしまったり、最悪階下に漏水して弁償しなければならない可能性もあります。

③水道修理業者に点検依頼

トイレの床から水が漏れているとき、パッキンやボルトなど部品のゆるみやサイズ違いだと自分で修理できるかもしれませんが、便器の設置不良や、便器の破損が原因だと自分で解決するのは困難です。

絶対できないということではありませんが、時間がかかってしまったり、上手く対処できずトラブルをさらに大きくしてしまう可能性もあります。

「トイレの床から水が漏れている」と気づいたときは、まず止水栓を閉じて水の流れを止め、床を拭いたら、すぐに水道修理のプロに相談することをおすすめします。

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